月:【読解】節分に鬼を追い払うためにまくもの #771


1、次の文を音読しましょう。

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節分に鬼を追い払うためにまくもの


「季節を分ける」と書く節分は、本来は年に4回ありました。季節の変わり目である、立春、立夏、立秋、立冬の前日のことを全て節分と呼んでいましたが、いまでは立春(2月4日)の前日のみ、節分と呼ばれています。


これは立春が旧暦のお正月だからでしょう。つまり節分(2月3日)は、大みそかでもあったわけです。新年を新しく迎えるにあたり、「鬼は外、福は内」と唱えながら、大豆をまく風習が根付いたようです。


大豆は古くから、「邪気をはらい、痛みを止める」などと、縁起物で健康に良い食材とされていたようです。


節分でまく豆は炒り豆です。どうして炒り豆なのか、これにも諸説あります。


<剥がれる皮が新年を象徴する>

大豆の皮は薄く、炒ると簡単に剝がれてしまいます。そのことから古い皮を剝がすことが、旧年から新しい年の始まりと考えられたのです。


<魔目を射る>

豆まきはそのまま鬼を退治するためのものですから、鬼の眼球をつぶすという意味の「魔目を射る」という語呂がそのまま鬼退治に通じるのではないかという説もあります。


<豆が芽吹くのを恐れた>

厄除けにまかれた豆は、いわば穢れを負った豆です。そのため、まいた豆をそのままにしておくと、豆から芽が出てしまい、それが再び災厄を呼び寄せると考えられたのです。

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2、ふりがな付きの文を読んで、読み方を確認しましょう。

また、重要語彙の意味も確認しましょう。

(PDF2−3ページ目)

A25_02_03_1.pdf


3、文を見ないで音声だけ聞き、文全体の意味を再確認しましょう。


4、クイズに答えましょう。


5、宿題を出しましょう。

今日の宿題:

あなたの国に鬼のようなものが家に来ないように何かをまく風習がありますか。

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