木:【聴解】魚の漢字の覚え方! #1149


1、次の音声を聞きましょう。


2、スクリプトを見ながらもう一度音声を聞き、語彙を確認しましょう。

時間があれば、先生の話し方をまねながら、音読もしてみましょう。

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<スクリプト>

こんにちは、ちか先生です。

今日も一緒に日本語や日本文化について考えていきましょう。

皆さん、お寿司屋さんに行ったときに、お茶を飲む湯呑みに漢字がね、たくさん書かれているのを見たことありますか。

その漢字、よくよく見ていると、全部魚偏(さかなへん)の漢字ということあるんですよね。

この魚偏の漢字一つ一つが魚の名前なんですね。

日本独自につくられた漢字なんですよね。

「国字」と言うんですけど。

もともと漢字は中国から伝わったものが多いんですけれども、それでは足りないものを日本独自でつくったという、そういう漢字があるんです。

日本は、魚とともに暮らしてきたという歴史があるので、魚の種類もとても多いんですね。

だから、いろいろな魚に専用の漢字をつくってしまった。

その数がですね、なんと80近くもあるんですね。

なのでですね、今日は魚偏の漢字のクイズと、その覚え方のヒントみたいなのをね、お話ししようかなと思います。

まず一つ目は、見た目とか、そういう特徴から推理する方法ですね。

これは音声だけなので、漢字を皆さんに見せることはできません。だから、皆さん、私の言葉を聞いて、漢字を思い浮かべてほしいんですが。

魚偏に「弱い」。魚の偏っていうのは左側ですね、「弱い」が右側と書いて、どの魚でしょうか。

イワシ(鰯)です。

イワシは英語で言うと「サーディン」ですね。

イワシっていうのはね、とても小さいです。

群れになって、その群れを捕まえて陸に上げると、すぐに弱って傷んでしまうんですよね。

だからこれ、お刺身で食べるっていうのも結構大変なんですけど、そのぐらい弱い魚ということで、魚偏に「弱い」はイワシ。

魚偏に「平」、「平」ですね、手の平とかの「平」とか、平野とかの「平」ですね、と書くとなんでしょうか。

これはですね、ヒラメ(鮃)です。

ヒラメっていうのはね、お寿司のネタにもよく出てくる白い魚なんですけど、魚自体はとても平べったいんですよね。

海の底で寝ているイメージがありますが、平べったい魚なので、見たまんまですね。

それからですね、魚偏に「交わる」、交差点の「交」、交番の「交」ですね、と書いて、これはサメ(鮫)です。

サメが上下に鋭い歯を持っていて、歯がね、交わっている。

それから、魚偏に「青」と書いてなんと読むか。

サバ(鯖)です。サバは、

英語で「マッカレル」でしたっけね。

サバのように何かきらきら光っているようなものありますよね。

ああいうの、青魚っていうんですね。

イワシもきらきら光っているから青魚の1つなんですけれども、その代表的なものということで、サバは「青」と書きますね。

それからね、季節から推理できるものもあるんですね。

例えば、魚偏に「雪」と書くと、これはタラ(鱈)ですね。

お鍋の中に日本でよく入っているもので、白いお魚ですね。

このタラは雪の降る寒い冬に美味しくなる魚なんですよね。

そして、身が本当に雪のように白いという、こういう二重の意味で「雪」。

ほかにもね、魚偏に「春」と書くと、サワラ(鰆)という魚の名前になります。

これはもう読んで字のごとくですけれども、春になると鰆がスーパーで売られるようになるんですね。

それからね、もう1つ、魚偏に教師の「師」、師匠の「師」、先生っていう意味ですよね、と書いて、ブリ(鰤)という魚の名前になります。

このブリはとっても脂が乗っていておいしい。

特に日本海側でおいしいブリがよくとれて、マグロに並ぶ寿司のネタとしてとっても人気があるんですけれども。

これは何で先生の「師」と書くのかというと、12月、昔ね、日本で「師走」と呼ばれていたんですね。

「師走」っていうのは、先生が走ると書いて師走。

ブリはこの師走の12月ごろに一番脂がのってて美味しくなる魚だから、っていうことなんですね。

ちなみに皆さん、サンマという魚、知ってますか。すごく細長いものなんですね。

これはなぜか魚偏じゃなくて、「秋」の「刀」の「魚」、この3つの漢字でサンマ(秋刀魚)って読むんですけど。

本当に字のとおり刀のような形の魚で、これは秋になるとよくとれるという魚なんですね。

厳密に言えば魚じゃないんですけど、クジラ。

クジラはですね、魚偏に京」、京都の「京」、東京の「京」と書きますね。

日本語の数の単位で、一、十、百、千、万ありますよね。

万の次が「億」ですね。

億の次が「兆」ですね。

兆の次が「京」という、東京の「京」の漢字を使って「京」と読むんですね。

つまり、とてつもなく大きい数のことを「京」という漢字で当てはめていたんですよ。

昔の人はクジラ(鯨)を見てね、とてつもなく大きな魚だということでこの漢字を作ったということですね。

あとはね、魚偏に堅い」と書いてカツオ(鰹)。

なんでカツオが堅いのか。

鰹節ですよね。鰹節は鰹を干して木のようにした、木のように固くしたものなんですけど、あのぐらいかちかちに固く干した硬い魚、つまりカツオ。

日本でつくられたとはいえ、一つ一つの漢字にも意味があるんです。

このように覚えると、魚を覚えるのはもちろんのこと、それがどういうものかというのも漢字一文字にあらわれていたりするので、なかなかいい勉強になるんじゃないかなと思います。

ということで、今日は日本独自の漢字、魚偏の魚の名前についてお話ししてみました。

それでは、今日も聞いていただいてありがとうございました。

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3、話の内容について、クイズに答えましょう。

↓クイズ全文(PDF)

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4、宿題を出しましょう

今日の宿題:

あなたが好きな魚は?


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