月:【読解】敗北ってなんで「北」なの? #1026
1、次の文を音読しましょう。
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敗北ってなんで「北」なの?
方角を表す「北」という字は、人の姿から生まれた漢字です。しかも、ひとりではなくふたりの人の姿から生まれた字なのです。
背中合わせに二人の人が立っている姿、それが「北」。だから、「せ・せなか」という意味を持つ。同時にそっぽを向いている姿でもあるので、仲たがいしている様子を示すことから「そむく」という意味も持っています。→「背反」
その字がどうして方角の「北」を表すようになったのだろう?
古く中国の王様は儀式を行うとき、常に明るい日差しが降り注ぐ方角を向いてお座りになっていました。その方角を南としたのです。「天子は南面す」ということばがあります。それで、王様の向く方角と反対側、背中に当たる側(方角)に「北」という字を当てるようになりました。(漢字が生まれたのが北半球だったからこうなったのですが)
その後、北という字がもっぱら方角を表す字として使われるようになったので、もとの「せなか」の意味を表す字を、体を表す月に加えて作ったのです。その字が背中の「背」という字です。だから「背」には「北」という字が入っています。
ところで、戦いに負けることを表す「敗北」という熟語に北が入っているのはなぜだろう?負けて南に逃げても、東に逃げてもいつでも「敗北」というのはどうしてだろう?
答え。負けて逃げる動作は常に敵に背中を見せることだからです。どんな方角に逃げようと負けて逃げることを「敗北」というのです。
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2、ふりがな付きの文を読んで、読み方を確認しましょう。
また、重要語彙の意味も確認しましょう。
(PDF2−3ページ目)
3、文を見ないで音声だけ聞き、文全体の意味を再確認しましょう。
4、クイズに答えましょう。
↓クイズ全文(PDF)
5、宿題を出しましょう。
今日の宿題:
あなたの国でも負けたら特定の方向に逃げるという概念がありますか。
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